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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

親知らずの治療について

今日は親知らずの治療について詳しく説明します。

親知らずは普通にはえている状態のものと埋っている状態のものがあります。
普通にはえているものは、他の永久歯と同じように虫歯や歯周病治療を行い保存する場合と抜歯する場合があります。
既に永久歯を何本も抜歯して失っている方はなるべく保存しますが、そうでない方は抜歯する事が多いです。
ただ抜歯は本人の同意なしでは行えません。
治療してもそのうち痛くなって結局は抜歯ということもあります。

埋っている親知らずに関しては、通常の虫歯や歯周病治療はできないので、抜歯するか、 痛みをおさえて抜歯を先送りする治療のどちらかを選ぶことになります。
半分ぐらい頭を出している場合には歯肉切除を行い頭を出してやると腫れにくくなると同時に虫歯の治療も可能になります。
埋った親知らずを保存する時はレーザー治療が有効です。
時々レーザーをあてて歯肉の消毒を行います。
抜歯する場合には、腫れや痛みの少ない状態にしてから行います。
抜歯後の腫れや痛み出血に対する処置も重要で、レーザーを使用します。

親知らずの治療においてはレーザー使用の有無が、治療計画や結果を左右するので、重要な意味を持ちます。治療を受ける前に問い合わせが必要です。



月刊 嘉麻の里 8月号|VOL315 掲載