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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

歯の定期健診について

今回は、歯科おける定期健診とメインテナンスについて説明します。


最近は治療終了後に定期的にメインテナンスする方は多くなってきていますが全体では20%以下です。欧米では60%以上にのぼるそうです。
これは日本の保険制度によるところが大きく、悪くなったら治療に行くというのは多大な費用がかかりますが、保険で大半が賄われており、そこまで大きな出費とはなりません。そのような仕組みのない国では予防を行わないと悪くなって治療を行うと多大な治療費がかかってしまうことになります。

日本では80%以上の方は痛くなるまで治療に行っていないのが現状ですが、これは単に治療費の問題ではなく命に関わる健康の問題です。


歯は虫歯でも歯周病でもこれ以上悪くなると治療不可能で抜歯しかない等限界があります。歯の数が少なくなると、食事が困難となり健康が損なわれてきます。

それではどの位の頻度で定期健診を行うのがよいかという問題ですが、いろいろなケースで異なりますが3ヵ月以内に行えば大きく症状が進み抜歯になる事は少ないと理解されてよいと思います。症状により毎月の方がよい方や半年でもよい方とありますが、自分では判断できないのでまずは来院して診断してもらわないといけません。


痛くなる前にまず診断です。。



月刊 嘉麻の里 1月号|VOL308 掲載