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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

審美義歯について

今回は着脱式の義歯の審美性について詳しく説明します。


まず保険内の義歯については、設計の自由度は低いので、見えやすい部分にはバネをかけないようにすることやバネをかけるにしても細くしてみたり、歯肉よりの部分に先端をもっていくように工夫したりしてなるべく審美性が悪くならないように設計を考えることが可能です。
保険内の義歯でも今使用しているもので審美性に不満がある場合、設計を変えたりすれば今までよりよくなる場合があります。設計の変更が可能かどうかは義歯と残りの歯の状況を見ないと分からないので、まずは歯科医院で相談するとよいでしょう。


次に、保険外の審美義歯について説明します。
保険内のものは前歯部などのバネが審美性を悪くする原因になっていましたが保険外の審美義歯は、特別な維持装置によってバネがないという設計が可能になります。また、バネの色を歯と同じ白色で作ったり、歯肉の色のピンク色で作ることでバネを目立たなくすることもできます。


審美義歯は保険の義歯と比べると高価です。設計によりそれほど高くないものからかなり高額なものまであります。当院では、予算に応じた設計を考えることもやっています。

義歯は何を重視するかで設計がいろいろ変えられる事を知って下さい。



月刊 嘉麻の里 10|VOL305 掲載