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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

セラミック治療における色合わせについて

今回はセラミック治療における色合わせについて詳しくご説明します。

色合わせが必要な治療は通常の保険診療においてもありますが、保険では使用材料が限定されているのでどうしても色が合わない場合があります。
保険外でのセラミック治療では、様々なテクニックを使い時間をかければ、どんなケースでも色合わせが可能です。

前歯の場合は、透明度の調節や内部及び外部に色を入れることで歯の模様や色のグラデーションをつけることも可能です。歯が少し白いと感じたときなど、表面にうすくオレンジ色の材料をつけて、更に根本に向けてだんだん色が濃くなるような調整などが有効になります。作り直しだとまた日数がかかるし、てまどるため少し白いがいいかと思う方も多いと思いますが、表面の色づけは機械がある所ならすぐにできます。

色合わせで特に難しいものは奥歯の小さなつめものです。過去に多数のセラミックのつめものを見ましたが、銀色ではないというレベルからつめ物がどこにあるかわからないというレベルまで差が大きいのが現状です。奥歯のつめものの色合わせは3通りのやり方があり、どれを選ぶかが重要です。特にきれいな色の歯では、内部よりセメントの色を浮き上がらせる方法をとらないと色合わせは困難になります。



月刊 嘉麻の里 12|VOL295 掲載