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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

歯周病治療と再生治療

今回は歯周病治療と再生治療について説明します。
歯周病は治療してもよくならないと思っている患者さんが数多くいるようですが、それは強い自覚症状が出るまで放置して抜歯以外処置の方法がなくなった歯のみです。初診時すでに抜歯と診断された歯はよくなりませんが、それ以外のものは適切な治療を行えばよくなります。
抜歯せずに治療可能と診断された歯については、まず歯周病の進行を止める処置から行います。みなさんがよく知っている歯石とりなどはもちろん行いますが、それ以外に咬み合わせ調整や動きの大きい歯の固定なども行います。その他には歯がない部分に仮歯を入れて全体のバランスをとり咬み合わせを安定させたり、適合の悪い冠を除去したりも行います。
このように歯周病の進行を止めるにはたくさんの事を行い、さらに歯周外科手術により歯周ポケットを浅くする必要があるので治療期間もそれなりに長くなります。

ここまで歯周病の進行を止める治療について説明してきましたが、さらに減少してしまった歯の周囲の骨を再生させる治療も可能となっています。当院ではエムドゲンと呼ばれる材料を使って再生治療を行っています。

しかしこれも抜歯しないとダメな歯は再生できません。早めの来院が何より大切です。

月刊 嘉麻の里 6|VOL289 掲載