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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

最新の審美治療(その1)

審美治療のレパートリーは数多くあり、よく知られたものからあまり一般に知られていないものまで多数あります。
 まず今回は、今まで患者さんの審美的希望を聞いてきた中でも最も多い、奥歯に金属でない歯と同じような白い材料を入れたいという治療について説明します。
 この治療は保険がきかずとても高価だろうと思われていますが、保険適用が可能な部分があったり、保険外の歯にも安価なものから高価なものまで色々ある事は、あまり知られていません。大きく分類して、保険内で問題なく治療できるケースと保険内の治療は可能だが強度などに問題があり、保険外にするか選択が可能なケースと保険外でしかできないケースに分かれます。
 保険外治療をする場合は歯と同じような白色の材料や内部の補強の為に使う金属が選択でき、使う素材によって費用に大きな幅があります。
 費用をできるだけおさえて審美治療をやりたいという相談がよくありますが、安い物は強度や審美性が落ちるので、予算内でどんな治療が可能かというカウンセリングがとても重要になります。カウンセリング時には、希望の部位ごとにどのような内容の治療を行うか細かく計画をたてていくので、使う材料の特性についての基礎知識がないと理解に時間がかかります。材料の説明は次回とします。

月刊 嘉麻の里 12|VOL.247|DECEMBER 2005 掲載