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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

型どり前の基礎治療について

今回は差し歯などの型どりを行う前の基礎治療について説明します。


基礎治療はまず歯周病治療があります。歯肉を良好な状態にしないと、歯が動き出したり硬いものが咬めなくなってしまい最悪抜歯にもなりかねません。また歯ぐきが下がり審美的に問題がでたりします。歯周病治療は最初の検査結果により、すぐ修了できる場合もあれば2~3ヵ月かかる場合もあります。よってたとえ数本の型どり希望でも歯周病の重症度によって長期必要な時があります。


次に土台となる歯の治療について説明します。神経がある歯についてはほとんど治療は必要ありませんが、神経のない歯については根管治療が必要な場合があります。また、神経がある歯でも虫歯や方向性の問題で神経をとり根管治療を行う場合もあります。根管治療は1回で終わることもあれば、状態が悪く5回くらいやってもまだ完治しないこともあります。しかし、この根管治療は重要なもので痛みがないからとすぐやめてしまうと数年後に痛み出して入れ歯を外さないといけなくなる事があります。


最後に虫歯などで歯冠がなくなった歯に土台をたてて補強する治療について説明します。この治療は即日若しくは次回来院までで終わりますが、材料によって強度が異なるので説明を詳しく聞く必要があります。



月刊 嘉麻の里 10|VOL293 掲載