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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

変色歯の審美治療

 今回は変色歯の審美治療について説明します。

 変色歯は古い差し歯が変色した症例と天然歯が変色した症例に分かれます。古い差し歯については、新しくやり直す事がほとんどですが、修理も可能です。天然歯については色々なやり方があります。まず漂白ですが全体が均等に黄色になっているもの以外は適応とならず、結果も個人差が大きくなっています。少数歯でひどく変色したものでは他の方法が良いと思います。

 次は、歯の表面だけ少し削り白い材料をはりつける治療について説明します。この治療は、使用材料により保険でできる場合と自費になる場合とに分かれますが、永久的に色が変わらないセラミックべニアは自費となります。保険の材料は変色や、すり減りがありますが費用が全く違うので何回かやり直しても保険の方が安い費用で済みます。

 これと似たもので歯のマニキュアもありますが、価格はそう高くないものの自費で数か月しかもちませんが歯を削ったりしないので痛みなどのストレスのない処置となっています。
 最後は全体を被せる治療ですが、これは一般には差し歯と呼ばれ昔からあるもので保険のものと自費のものがあります。費用は材料により大きく変わります。変色歯の治療には多くの方法があるので予算に合わせた計画もできます。

月刊 嘉麻の里 5|VOL288 掲載