今回は、審美的な矯正装置について詳しく説明いたします。

普通の矯正装置は歯の表側に金属色のワイヤーが通るので、その色が審美性を悪くしています。
その方法以外に審美的な治療法がある事はあまり知られてはいません。
歯の裏側に装置をつける事は不可能ではありませんが、咬み合わせ等によりできないケースがある事と、食事や発音に対する悪影響があまりにも大きいので私は行わない方がよいと思います。

よって今回は、それ以外の審美的な矯正装置について説明していきます。
当院で主に行っているのは歯の表に透明の矯正装置をつける方法です。
遠くから見れば装置があるのは分からないくらいです。
金属色のワイヤーは動かしたくない歯を固定する為に歯の裏側の見えない所に細いものをつける場合もあります。

このやり方の最終調整や軽度の歯列不正の場合に着脱式のマウスピースを使用する治療方法もあります。
マウスピースも透明で作製します。
また自分で必要に応じて着脱も可能です。

以上のように歯の表に金属ワイヤーを使用しない審美的矯正装置はあるのですが、歯が動くスピードが遅いという欠点があります。
よって重症で時間がかかりそうなケースには向いていませんが、その判断は自分では不可能なので、まずは相談してみてください。

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月刊 嘉麻の里 5月号｜VOL312　掲載

合屋歯科医院　福岡県飯塚市片島2丁目2-17

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