GOYA Dental Clinic

外傷歯の治療について

今回は転倒などによる外傷歯の治療について説明します。
外傷歯は、骨折を伴い歯の位置が移動している場合と、歯の位置は変わらずに歯が欠けたり歯根破折をおこしている時があり、両方がおきている場合や、外見は変化がなくても神経に障害がおきている時もあります。また歯がぬけたりグラグラに鳴る脱臼をおこすこともあります。
歯の状況の中で最悪なのは歯根破折でこれは保存不可能で抜歯になります。
完全脱臼の歯でも早朝に再植して固定すれば元通りになることも十分可能です。
歯が欠けたものは小さければ、歯と同じ色の材料のつぎたしを行い、大きく欠けた場合には差し歯になってしまいます。神経はなるべく残しますが、状況によりとらなければならない時もあります。
骨折を伴い歯が移動している場合は、元の位置に歯を戻して固定しますが、歯の周囲の歯槽骨を徒手で復元してやることが重要です。
外見に変化がなく神経が障害を受けている場合は、数日たってから歯が変色してきたり、歯ぐきが腫れてきたりします。この場合は基本的に神経をとり根管治療を行います。
外傷治療は毎回状況が異なり、最良の治療を行うのは経験が重要です。また、乳歯は永久歯と異なるので小児歯科の専門知識も必要になります。


月刊 嘉麻の里 2|VOL297 掲載

合屋歯科医院

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