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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

口腔粘膜病変について

今回は口腔粘膜病変について詳しく説明します。最も多いのは口内炎と呼ばれる痛みを伴う炎症です。

口腔内に原因がある場合と内臓に原因がある場合がありますが、どちらもレーザーや塗り薬が有効です。その他では小さな水泡や血腫などは、経過をみて切除等を行います。

潰瘍や変色を伴う病変は悪性の可能性があり、精査が必要になるので大学等の大きな病院を紹介することもあります。また、歯列不正の原因となったり、発音障害の原因となる小帯と呼ばれるヒダを切除することもありますが、レーザーを使用すれば出血や痛みはほとんどありません。

地域の健康イベントとして口腔ガン検診が行われていますが、精密検査はその場では不可能なので、経過をみるかすぐに検査が必要かの判断となります。その判断のみであればどこの口腔外科でもすぐにできるので、まずは近くの歯科医院に気になることがあれば相談して下さい。

ウィング2月号|№61 掲載