最近顎関節症で来院される方が増えています。いろいろな原因が考えられますが、大多数は咬み合わせが原因です。

初期の違和感程度の時に来院されれば簡単に治るものを長期放置して、強い痛みや口が開かないといった状態で来院されると治療は困難になります。最初は関節から変な音がすることがほとんどなので、をれを自覚した時点で治療を開始する必要があります。

軽症の場合は口腔外科でなく一般歯科の受診で問題ありません。何でもそうですが、早期治療が大切です。

初期治療は、咬み合わせの調整や顎関節にレーザーを当てるといった簡単な処置を行います。これだけで半数以上の方は症状の改善または治癒します。これで治らない間合は治療用マウスピースを作成しますがここまで悪化したものはなかなか治りません。大学病院などを紹介する場合もあります。

「音がしたらすぐ受診」これが一番です。

ウィング12月号｜№59　掲載