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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

最近の歯科の動向と今後について

歯科にはいろいろな症状で患者さんが来院します。

最も多いのは痛みを主訴とするものですが、最近は予防の為に定期的に来院される患者さんの割合が増えています。小児の検診などに行っても虫歯なしで、予防以外にやることがない子供がほとんどです。痛みでの来院では、顎関節の痛みや親知らずの痛みで受診するケースが増えていて、虫歯は減っています。歯周病による歯ぐきの痛みでの来院は、昔とあまり変化は見られません。虫歯の予防はできていても歯周病の予防はまだまだのようです。

また、最近多いのは保険外の審美義歯です。保険の義歯の欠点である歯にかかったバネが見えるというのを改善したものです。設計によりますが、それほど高価なものではありません。

通常の審美治療では、前歯に高価なセラミックを入れるケースは減り、奥歯の金属を白いものに変える治療がメインとなってきています。矯正治療では、前歯数本のみ動かす部分矯正の割合が多くなっています。

審美義歯やセラミック治療や部分矯正治療は、医院によって料金等が大きく異なるので、インターネットを利用して詳しく調べてから来院される患者さんの割合も多くなっています。 今後も予防とインターネットでの下調べの傾向は続くでしょうが、歯周病が原因の抜歯はなかなか減らないと思われます。



月刊 嘉麻の里 23月号|VOL322 掲載