TEL 0948-28-1322

歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

正中離開の治療について

今回は審美治療の中でも頻度の高い正中離開いわゆるまん中すきっ歯について詳しく説明します。
この隙間は通常の保険診療においては、歯と同じ色のレジンを盛り足して隙間を小さくするか、差し歯を歯を大きくして作るかのどちらかですが、どちらにせよ隙間が小さくなるかわりに歯が正常よりかなり大きくなるので審美性が大きく向上したかどうかは疑問です。自費でセラミック治療をしたとしても大差はないでしょう。

保険診療以外はやらないという方は別ですが、セラミック治療などの保険外診療を考えられている方は部分矯正がこのケースでは最も有効な治療です。
全体を動かすの数年かかりますが、前歯だけなら数ヶ月で終ります。
考え方としてはまん中にあった隙間を奥の方へ移動させて見えにくい所で処置する感じです。
こうなると普通に保険の治療を行ってもかまわない状況です。

部分矯正は保険外となるので医院によって料金が大きく異なります。
どんな装置を使うかと治療期間も聞いておく必要があります。
正中離開は多くの治療法が考えられますので、まずは相談してどんなやり方があるのか聞く事が大事です。

また、これ以外に奥歯の咬み合わせが下がり下前歯がつきあげて上前歯が出ている場合には、咬み合わせの改善が必要です。



月刊 嘉麻の里 9月号|VOL316 掲載