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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

乳歯の治療について

今回は乳歯の治療方針について詳しく説明します。


乳歯は永久歯に変わる前の子どもの歯です。色は永久歯より白く虫歯になりやすい性質があります。
基本的に小児は治療に非協力的な為、なるべく虫歯にならないことが大切です。
よって、まずは予防が重要になります。小さな子は自分で完全な歯磨きができないので親に対するブラッシング指導を行います。
汚れがキレイに取れたかどうか不安な場合には染色液を使うとよいでしょう。赤くなった部分がなくなれば終わりになります。
医院では予防処理を行います。虫歯になりやすい奥歯の溝を埋める、シーラントやフッ素塗布を行います。


虫歯ができて治療が必要になる場合も浅い初期虫歯のうちに行えば短時間で痛みも少なく行えます。それには定期検診が必要になります。
乳歯は穴があいているのがわかってから来院すると思っているより虫歯は大きく、麻酔を使っての治療が必要で、神経まで虫歯が進行していることもあります。小さな子どもにとっては大きなストレスとなり、歯科恐怖症になってしまうこともあります。


非協力的な小児の治療を行う場合には、まずトレーニングを行い治療に少しずつ慣らすことから行います。
また治療がどうしてもできない時や多数あるときは進行止めを使います。
通常の治療は次回説明いたします。



月刊 嘉麻の里 6|VOL301 掲載