歯のかぶせ物は、使用する材料や金属の違いで、たくさんの種類があります。

一般の方は、白い歯か銀歯かとか、保険の歯か自費の歯かとか認識している程度で、詳しくは理解していません。

また、歯の設計は部位によっても異なりますので、前歯の事がそのまま奥歯にあてはまることもありません。もちろん上と下とでも設計は変わります。

よって設計を考えるときは部位ごとに詳しい説明を聞く必要があり、治療する歯の数が多い場合には長時間のカウンセリングが必要になる時があります。
歯の種類を考える時に重要になるのは審美性や耐久性、アレルギーや費用の面などどの部分を重視するかです。

費用が少なくなる事を重視すればいろいろ選ぶことはできませんが、それ以外を重視すればたくさんの種類の中から選択が可能なので、何を選んでいいのかよほどの材料のこだわりがない方以外は難しくなります。

また費用の相場もわからない方も多く、カウンセリングは長い時間を要しその場で決まらないこともあるでしょう。カウンセリングを短時間でスムーズに終わらせるには大まかな希望と予算を伝えて次回までに治療計画をたててもらうようにすればプランがいくつか立ててあり、どれかを選ぶだけの簡単なものでカウンセリングは終わります。

月刊　嘉麻の里　3｜VOL298　掲載