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歯の健康や治療についての当院院長のコラムを掲載いたします

保険診療を知る

診療内容の希望を聞くと大多数の方が保険の範囲内で治療して下さいと答えられますが、保険内で何ができて何ができないかを詳しく知っている方は、ほとんどいません。
 割合でいえば、考えられる全ての歯科治療の中で保険内のものは1割ぐらいです。小さな虫歯や軽度の歯周病の場合には、保険内の治療で十分ですが、それ以外では、保険診療のみで耐久性や審美性にすぐれ、異物感も少なく長期安定するものはできません。保険内ではよい所もあれば悪い所もあるという治療になってしまいます。
 保険外診療は種類が多すぎるので、まずは保険診療の方から理解してもらいたいと思います。保険内でもいくつかの選択肢があります。それを1つしかないと思っている方も多いようです。保険内でも希望を言ってもらえれば、可能なら対応できます。すべてよいものは保険内にはないので、例をあげると「耐久性よりも見た目のよいもの」とか「長期安定よりも異物感の少ないもの」などが考えられます。何も言わないと、普通は耐久性にすぐれ長期安定するものを選ばれて、審美性や異物感は重視されません。
 以上のように保険診療でも異なる治療法があり、さらに保険外も加えると多くの選択が可能になります。カウンセリング後に治療を始めるとよいでしょう。

月刊 嘉麻の里 8|VOL.267|JUNE 2007 掲載